精密治療

精密治療
歯の画像 画像をクリックすると、拡大視野を体験できます

歯科用ルーペを使うメリット

  • 拡大視野で見ることで、肉眼では見逃してしまうような小さな虫歯や異常も発見できます。
  • 拡大視野では少しの動きが大きな動きとして感じられるため、より繊細に治療を行うようになります。
  • 大きく見えるので健康な部分を削らずに、必要最小限の治療を行えるようになります。

当院では保険・自費に関わらず、全ての治療で歯科用ルーペを使用しています

歯科用ルーペ

良質な歯科医療を提供すること

それは口腔組織、口内細菌、人工物性と真剣に向き合い、
人間が出来得る技術の限界を把握することから生まれます。
肉眼世界から、ミクロ基準へ向かうことで、今までの耐久レベルや、審美的回復の限界レベル、細菌感染率の低減が実現いたします。

現代臨床歯科治療の限界はどこにあるのでしょうか?
人間の2点識別能力は200μといわれています。ルーペは3倍で70μ、顕微鏡は20倍なので、最大10μまで実体を把握することが出来ることになります。現在の臨床では、それ以上を見ての治療は困難です。
そこで、当医院では、治療の限界点を10μと想定し、どこまで精度追求を行えるか様々な角度からとらえ、システムを構築しました。
まず、口内問題細菌は1μ~数μ程度なので、人工物精度が1μにできる場合は、細菌の侵入は困難になると考えています。
コンポジットレジン系の白い詰め物の接着に関して、最薄の接着剤は厚みが3μです。
そのうち1μは象牙質にしみ込む厚みなので、薄さは実質2μとなります。象牙質の細管(象牙質は直径3ミクロン程度の細管構造になっている)も3μ前後だとやはり細菌の侵入は可能ですが、レジン系の接着に関してはここが限界点です。このような接着層が薄ければ薄いほど、見た目(エナメル質)でいうと、褐線が生じにくくなり、境目が目立ちにくくなることや接着剤が象牙細管内に一部侵入できるものは、2次う蝕発生や知覚過敏の抑制が期待できます。
研磨(埋めた人工物を磨きこむ)に関しては、充填部の表面研磨は器具を段階的に操作すると1μまでの表面研磨が可能です。

削る器具に関して、通法でのドリルの粗さ(ダイヤモンドバー)は100μのものが使われており、当医院では、ここから、ドリルの粗さが細かいものへ移行し仕上げていきますが、5倍の20μの粗さのバーで削り仕上げます。なぜドリルの表面粗さが問題になるかというと、セラミックの被せものを作るのに精度差が連続的に発生してしまうためです。それは、印象材の精度レベル、模型作製のレベル、接着剤のスペース確保のレベル、技工士の作成レベルと、最初の設計精度が甘いと、出来上がる技工物に違いがでてくるのです。
また、100ミクロンの凹凸に人工物を仕上げていくのと、20ミクロンの凹凸に仕上げていくのでは、虫歯細菌の侵入を考えるとドリルで削った表面は、並べると100匹と20匹の細菌侵入の差になってしまいます。20ミクロンでも虫歯菌からすれば、かなり凹凸なのです。被せ物の接着剤は、現在10μの被膜厚みが最小で、適合性のよい補綴物に薄い被膜接着剤が、理想となります。インプラント(人工歯根)の本体と土台のようなパーツどうしの接合だと、35ニュートンというトルクで締めこむと外れることはありません。
ぴったりだと接着剤を使用になくても済むのです。
ドリル削合による歯と歯ぐきの境目(マージン)も20μの凹凸で削っても、実際には、これでも、かなり細菌の侵入は容易かもしれません。このようなレベルが、現在人の指先で出来得る歯科治療の限界点であるといえるでしょう。

使用器具の研磨粒子精度について

ダイヤモンドバー レギュラー 100ミクロン
ファイン 60ミクロン
コンボファイン 40ミクロン
スーパーファイン 25ミクロン
ウルトラファイン 15ミクロン
シリコンポイント ホワイトポイント 20ミクロン
シリコン茶色 35ミクロン
シリコン青色 6ミクロン
青ポリッシャー 20ミクロン
仕上げポリッシャー 5ミクロン
研磨用ストリップス 75~9ミクロン
研磨用ディスク 45~8ミクロン
タービン軸ぶれ 4ミクロン
接着剤の厚み3M 10ミクロン
MIレジン粒子の厚み 700ナノ 1000ナノ=1ミクロン
SAルーティング 19ミクロン
象牙細管 3ミクロン

どこまで生体が受け入れられるのか?

削合部の器具の届きやすい部位の表面研磨は器具を段階的に操作すると、1μまでの研磨が可能です。
しかし、器具が届きにくい場所になると人為的操作では10μ~20μレベルまで落ちてしまいます。
コンポジットレジン修復では、ストリプスという薄いテープ状のものを使用しドロドロのレジンを流しこむことで10μ以下の表面粗さを確保できます。
しかし、人工物と歯の間には継ぎ目が必ず存在します。スムーズな継ぎ目と接着技術がどこまで行えるかを突き詰めることが、大学の専門医の先生方が日々研究しているテーマの一つであり、臨床医としてどこまで提供できるか、生体が受け入れてくれる範疇に収めきれるかが、勝負どころとなります。 現実には、虫歯細菌は1μなので10μというのは大きな段差となります。
しかし、実際の治療では顕微鏡で見える10μという水準が限界基準となってしまうのです。
人間の肉眼では見えない、本人でも感じ取れない次元の世界ですが、細菌にとって見ると、大きな隙間や段差であり、感染のリスクはつきまとうのです。

接着技術の限界点

細菌の大きさが1μだとすると、接着剤が1μ以下であれば、かなりの細菌の侵入を防ぐことができるでしょう。当クリニックでは、必要に応じてレジン充填にハイブリッドコートⅡという最新の接着剤を選びます。それは、通常の厚みが10μ程あるのに対し、3μと薄く、細菌の侵入する確立が下がるためです。3μのうち1μは象牙質にしみ込む厚みなので、接着剤としての厚みは2μとあとひといきでしょうか。象牙質には穴があいておりそこに外来刺激が加わって痛みを発生しますが、その穴は2μ前後で細菌は入れてしまいます。そこをコーティングすることで、外来刺激や、細菌侵入を防ぐことが可能な水準に近づいているといえます。
天然疑似や人工審美は、デジタルカメラやパソコンによる色解析が可能な時代になり、ジルコニアやレジン系の粒子の進歩により、削る量を最小に抑え、被せなくても済んだり、金属を使わずにより自然に見え、身体に優しい素材の選択が可能になりました。 あとは熟練度でしょうか?現在、私は40代前半で、20年近く歯科治療を続けています。眼がはっきり見え、集中力や精神力が必要なより細かな治療に打ち込んで技術を提供できる年数は限られています。

10年基準

修復物に関して、治療を突き詰めることにより、10年単位での長期間の安定した満足を得られることを目標にしております。
見た目のみを良く、治療期間が短いとトラブルは仕方ないという審美治療ではなく、精密さを追求することから生まれる審美治療が当クリニックの方向性であり、それに伴う時間と追及した技術に対して料金を頂くというコンセプトで運営しています。ただ、セラミックの咬む面は、毎日車のタイヤのように使用され、歯のように削れるため、寿命はあります。

ティシュマネージメント

補綴物の印象にあたり歯肉は繊細な組織であり、ちょっとした刺激で、炎症が起きたり、退縮したりしてしまいます。歯を削った継ぎ目にぴったりにするには、歯肉の炎症の原因をコントロールし、浸出液の量を最少にする必要があり、それができてようやく継ぎ目が露出します。圧排コード(継ぎ目をより露出させるための特殊な糸)により、浸出液が少ない状態で、継ぎ目を露出させることがぴったりの補綴物作成には重要となります。

浸出液のコントロール

浸出液は、歯と歯茎の隙間からにじみでてくる液体のことですが、炎症があると量が増し、場合によっては、血液も混じるリンパ液のようなものです。
浸出液をコントロールすることで、精密な型取りが可能になります。自由診療の型取りは通常シリコン系印象剤でおこないますが、水分と親水性はなく、健康保険で使用する寒天印象剤の約9倍の精度が台無しになってしまいます。
使用しているウルトラパック編込み圧排コードは、弾力性に富んだ細い糸をループ状に束ねて形成されているため、歯肉溝への挿入が容易で、歯肉縁下のマージンライン(歯を削った際の位置)の印象採得時の圧排を可能にします。

浸出液量を減らすには

ウルトラデント社のビスコタットにより硫酸鉄20%の浸出液抑制ジェルを使用し、インフューザーチップにより、チップの圧力で、創面の毛細血管にコルク栓のように凝塊で蓋をします。また、患部を歯肉溝浸出液による感染から保護します。

印象材の性能が補綴物に与える影響について

通常健康保険で扱う印象材は、アルジネートと呼ばれるもので、例えばGC社のアロマファインプラスのひずみは2.6%(JIST6505により測定)。
当医院が使用している3M社のインプリント3のひずみは0.3%(同じくJIST6505)と約9分の1のひずみとなります。ひずみの値とクラウンの精度との相関関係は、ひずみの値の分だけクラウンの精度が悪くなります。

たとえば、アルジネートの場合
10㎜のクラウンでは10㎜×2.6%=0.26㎜=260ミクロンのギャップが生じる可能性があります。

インプリント3の場合
10㎜のクラウン10㎜×0.3%=0.03㎜=30ミクロン程度のギャップが発生する可能性があります。

レジン系接着剤の厚みは最小10ミクロンであり、虫歯菌(ミュータンス菌)は1ミクロンであることを考えると、印象材のひずみは10ミクロン以下に抑えたいところですが、これ以上精度を上げるとどんどん印象材が硬いものになり現状では、この精度水準が限界となります。

個歯トレー

印象材の精度が高いものを使用することでひずみを少なくなりますが、より精度を高める手法として、歯列の型取りの中で補綴物をつくるその歯だけもう一段トレー(硬い型取りの道具)をあらかじめ作っておき、一番必要な部位のまわりが硬くなることで、トレー内部のスペースのみのひずみに影響されるためより精度の高い技工物の作成が可能となります。


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